つらい肩や腰…でもそのコリの原因は「肩」や「腰」ではないらしい! というお話し
更新日:2020年2月25日

桜満開です!昼は青空と桜 そして夕方からはライトアップの中に浮かぶ夜桜
お花見には全国各地から足を運ばれる方も多く 海外からもたくさんの旅行者の皆さんが訪れてお花見を楽しむ姿が見られます
でも 暖かくなったりまた寒くなったりするこの季節「花冷え」には ちょっとご用心くださいませ
皆さまの肩や腰のコリはいかがですか
肩こりや腰痛のセルフケアの代表として 多くの方が行なっている「ストレッチ」や「マッサージ」があります
「ストレッチ」というのは筋肉をゆっくりと伸ばすことで 関節などの可動域を広げるなどの運動のことです
肩こりには背筋を伸ばすストレッチや 腰痛には前屈をして腰を伸ばすストレッチ
たしかに「ストレッチ」をした直後は気持ちよくほぐれたような気になりますね
でも ここでちょっと注意しなければいけないのは 伸ばしてはいけない筋肉もあるということ
その部分を「ストレッチ」してしまうことで 時間をかけて少しづつ筋肉が固くなり動きが鈍くなったり痛めてしまうこともあるのだそうです
肩や腰のコリや痛みを悪化させてしまうことになっては大変です!
実は 「肩」や「腰」という患部にはその肩コリ腰痛の原因はないのかもしれないのです
肩や腰に直接アプローチする「ストレッチ」やマッサージなどのセルフケアでは肩こりや腰痛が改善しないことがあるのはそのためのようです
では原因はどこにあるのでしょうか?「コリ」や「痛み」が発生する本当の原因を探ってみることにします
カラダには「頑張っている場所」と「働いてない場所」があります
「頑張っている筋肉」と「働いてない筋肉」です
たとえば
頑張っている人たちの(グループA)と 働きたくない人たちの集まった(グループB )の人たちが一緒に何かを行なっているところをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません
頑張る(グループA)の人たちは(グループB)の人たちが働かないので
その分までもっと頑張って働いてしまいます
ですが そのうちだんだん頑張って働く(グループA)の人たちにも疲れが出てきてしまい 無理が続いたことで ひとりまたひとりと倒れてしまいました!
それでも(グループB)の人たちは相変わらず働こうとはしません
頑張る(グループA)の人たちの働きがどんどん悪くなり グループAとBの全体の活動は機能しなくなり悪化していくばかり
カラダもこれと同じなのですね!
ある場所(グループB)の動きや筋肉関節があまり働かないために
仕方なく別の頑張っている場所(グループA)の筋肉や関節が過剰に頑張らなければならない状況が起こり
それが長く続くと
結果として頑張っている方の場所に「コリ」や「痛み」が発生してしまうということです
その症状が現れやすいのが頑張って働いている「肩」や「腰」だということになるわけです
(働きたくないグループB)というのは 本来持っているはずの働きや力が下がっている状態(機能低下)が起きていると考えられます
なぜそういう部分ができるのかというと
人間のカラダは常に動きやすい方や動きやすいやり方を合理的に脳が選択してしまうからだと言われています
ですから「コリ」や「痛み」を解消するベストな方法というのは 働いていない部分をちゃんと働かせるようにすることなのですね!
床にものが落ちた時にどうするか
カラダの動きをイメージしてみると
かがむ動作が頭に浮かびます
それは股関節やひざなどを連動させて自然でカラダになるべく負担がない動きで落としたものを拾う動作です
でも この時に股関節やひざが動きにくくなっていたとすると 「腰」だけで頑張ってかがまなければなりません
そうやって無理を続けた腰の結果が「腰痛」という形で現れたりすることが理解できます
腰痛の治療の際に「背筋を鍛えましょう」などと指導されることがあるかもしれませんが
背中や腰の筋肉を鍛えるために背筋運動などの筋力トレーニングを行うということは すでに過労が蓄積して悲鳴をあげているところへ「もっと頑張れ!」と言っているような状態かもしれませんので ご自身のカラダの声に耳をすませて無理のないトレーニングをすることがおすすめです
セルフケアのストレッチやマッサージでも 働いていない筋肉に無理なくそっとアプローチすることで
頑張っているグループA と機能低下しているグループBのそれぞれ本来の働きをとり戻して元気にすごしたいですね!
コリや痛みのないお身体でいつまでもお仕事や散策を楽しんでいただくためにも 日頃からの予防が大切だと考え 京都きらりはリラクゼーション ストレッチやマッサージをおすすめします